Loading...
アイコン

創発チャンネル (SOHATSU CHANNEL)

チャンネル登録者数 3.48万人

2297 回視聴 ・ 33いいね ・ 2021/06/22

松井孝治インタビュー第9回 現在、立憲民主党議員が諸悪の根源と批判する内閣人事局がいかに自公民で合意されたのか、何が残された課題なのか。松井が語る真相。#松井孝治#清水真人

このシリーズでは、平成を通じて、官界そして政界において、「日本の統治機構をどう変えていくべきか」に取り組み、そしてもがいてきた当財団のエグゼクティブフェローである松井孝治が、その経験と思い、そして実行のための奮闘と挫折を描きます。

オーラルヒストリー第9回は、今の自民党内閣で時折問題となる「官邸による官僚支配」の源流とも言える内閣人事局の発足の経緯を振り返り分析します。内閣人事局は、ねじれ国会の中、2008年の自民党・民主党の公務員制度改革の法案修正協議の中で生まれてきたものですが、その経緯と思想はどうだったのでしょうか?
公務員は、労働基本権が認められていない反面、人事院勧告制度があり、厚待遇とも批判されてきました。こうした中で公務員制度改革/法律改正の焦点であった改正点は何だったのか? 
松井の考える内閣人事局創設の狙いは? 当時の論点を振り返りつつ、令和の今日の人事への影響を考えながら、現状と恣意的人事の危険性等を評価します(制度が目指したところと現状を対比しつつ)。
「役人が委縮し霞が関を回避する」状況を創るのではなく、「霞が関を再生し、再活性化する」ためにはどうすべきなのか?

・福田内閣での公務員制度改革と渡辺喜美行革大臣、そして町村官房長官。改革法案成立までの経緯はどうだったのか? 松井の考えとの関係はどうだったのか?
・民主党の中での「過去官僚」の役割。世論的にはウケの良い天下り批判と公務員制度改革の関係は?
・公務員の労働基本権と人事院の任務・役割。そして、「ブラック霞が関」問題。連合はどういう思想だったか?
・自民党のキーパーソン達。渡辺大臣と伊吹文明議員、甘利明議員、中川修直議員、宮澤洋一議員。
・「内閣人事庁」と「内閣人事局」の違いとは? 官邸による官僚人事の把握を目指した改革の狙いは何で、それは今日、どう評価されるべきなのか? 各省大臣は経験でも地位でも官邸に抵抗できないのではないのか? 現状は「改革の誤り」ではなく「改革の中途半端」?
・古川官房副長官の官僚人事改革に対する評価は? そして事務次官会議廃止の評価は?
・今の改革主導は、「総理に忠誠を誓った一部の人」主導ではないか? 現状改革・改善のための方策は? 
・皇室制度と内閣、皇室の在り方は誰が考えるべきなのか?



シリーズは本チャンネルで更新します。
創発チャンネル登録お願いします!

   / @sohatsuchannel  


#松井孝治 #清水真人


松井 孝治
慶應義塾大学総合政策学部 教授
一般財団法人創発プラットフォーム理事

1960年、京都市生まれ。東京大学教養学科卒業後、通商産業省(当時 通産省)入省。
内閣副参事官、通産省大臣官房総務課法令審査委員等を経て通産省を退職。
参議院議員を2001年~2012年つとめ、その間、内閣官房副長官、参議院内閣委員長、民主党筆頭副幹事長などを歴任。
その後2013年より慶應義塾大学教授。
著書・論文に「総理の原稿」共著(岩波書店)、「『七人の侍』に学ぶ公務員制度改革論」(中公公論2021年2月号)、「「新しい公共」の国家をめざせ」(Voice2021年7月号)など多数


インタビュアー 清水真人氏
日本経済新聞社 編集委員

1964(昭和39)年、京都府生まれ。東京大学法学部卒業後、日本経済新聞社に入社。政治部(首相官邸、自民党、公明党、外務省などを担当)、経済部(大蔵省などを担当)、ジュネーブ支局長を経て、2004(平成16)年より経済解説部編集委員。
首相官邸、自民党、財務省、外務省など永田町と霞が関の取材経験は30年を超す。政治と経済、政と官を「越境」し、統治システムや政策決定過程を多角的に分析する。著書に平成政治史を統治構造改革の論理から読み解く『平成デモクラシー史』(ちくま新書)のほか、『小泉進次郎と権力』(日本経済新聞出版社)、『財務省と政治』(中公新書)など。2020年4月から広島大学大学院人間社会科学研究科特任教授。


Twitter
twitter.com/sohatsupf
一般財団法人創発プラットフォーム
www.sohatsu.or.jp/

コメント

コメントを取得中...

コントロール
設定